2025年4月末の日曜日に、FC DIAMO Jr.(ディアモジュニア)の練習を見学させていただきました。
この日は9:00~10:00(1.2年生)、10:30~12:00(3.4年生)の練習で、ディアモ所有のドーム、クリエイティブスタジアム(通称ディアモドーム)で行われていました。
私たちが行くと、すでに1.2年生の練習が始まっていました。


元気いっぱい、一生懸命練習している姿が印象的でした。
1、2年生の練習後、3、4年生の練習開始前にお時間をいただき、安慶名監督にお話を伺いました。

チームの指導方針として、選手全員がプロサッカー選手になることを目指して指導を行っていますが、プロになるのはとても難しい事なので、そのためにどうするのか自分で考えてもらうように育てています。
プロを目指すための力を養うには、「こうしなさい」と一方的に決めつけた指示をするのではなく、「どうすればいいか」を選手自身に考えさせることが大切だと考えており、相手の状況に応じて何をすべきかを自分で判断できる力を育むサッカーを、全学年に一貫して伝えています。
選手が自ら考えられるようになるために、まずは考えるための材料を与え、「今はどのような状況なのか」「相手はどう動きそうか」などと問いかけることで、自分で考える習慣を身につけさせています。
この”状況を見て自分で判断する力”は、サッカー選手としての成長はもちろん、人間性を育む上でも重要だと考えています。
練習においては、子どもたちの体に負担をかけすぎないよう、練習量を適切な範囲に抑え、無理のない指導を心がけています。
選手一人ひとりの個性を大切にし、それぞれの特徴や強みを活かす指導に努めています。
試合では勝利を目指しますが、それ以上に選手自身が「自分の特徴は何か」「自分にできることは何か」を理解し、それを発揮することを重視しています。
個々の良さを潰すことなく、それぞれの個性を活かしながら一つのチームを作り上げていくことを目指しています。
子どもたちの成長には個人差があり、身体の発育にも大きな違いがあるため、現在の能力だけでなく、数年後の成長の可能性も視野に入れて指導しています。試合では、できるだけ全員に出場機会を提供することを心がけていますが、同時に日々の練習への取り組み姿勢も評価するようにしています。
公平さと成長の両立を意識して対応しています。
小学生の段階では、将来どのように成長するかは予測しきれないので、短期的な勝利よりも長期的な成長を重視し、すべての選手が将来プロを目指せるよう、一人ひとりの個性と可能性を大切にした指導を行っていきたいと思っています。

現在、小学生女子は6名程在籍しています。
中学生チームもあるディアモでは、小中学生ともに年に2回のメディカルチェックを行っているそうです。
得られたデータは香大の研究データとして海を越えて世界中のサッカーメディカルスタッフが集まる学会で発表されました。
FCディアモ Jr.では、年に3回(春・夏・冬)、県内外のさまざまなチームと交流戦が行われているそうですよ。
入団や体験・見学については随時受け付けています。
詳しくはInstagramやHPでご確認ください。